アルコール依存症について

アルコール依存症とは

飲酒を繰り返すことによって飲酒のコントロールができなくなる病気です。大切にしていた家族、仕事、趣味などよりも飲酒を優先することで、自分や家族の生活に悪影響を及ぼす可能性があります。

お酒の飲み方チェック(飲酒習慣スクリーニングテスト「AUDIT」)

簡単な10の質問に答えることでご自身の飲酒状況をチェックできます。

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飲酒による影響

身体への影響

  • 肝炎・肝硬変・痛風・糖尿病・ガンなどの疾患
  • 脳卒中・脳の萎縮・認知症などの脳への影響
  • 急性アルコール中毒

精神症状

  • イライラ
  • 不眠
  • 不安・うつ症状
  • 幻覚・妄想

社会的な問題

  • 飲酒運転・事故
  • 触法行為・暴力
  • 借金
  • 仕事や人間関係のトラブル

家庭での問題

  • 夫婦・親子間のトラブル
  • 子どもへの影響
  • 児童虐待・DV

アルコール依存症へのプロセス

機会飲酒から習慣飲酒へ

はじめは付き合いで飲む程度だったが、毎日のように飲酒するようになる。

ブラックアウトの頻発

前夜酔っていた時のことを思い出せなくなる。

精神依存の重篤化

飲むことばかりに気を取られるようになる。

連続飲酒発作と飲酒コントロールの喪失

1日中、血液中のアルコールが抜けず、何も食べずに飲み続けるような状態になり、自分の意志ではお酒がやめられなくなる。

身体依存

飲まないと手指が震え、発汗するなどの症状が出現する。

アルコール依存症からの回復

アルコール依存症は回復することができます。
回復を支援する機関・団体とつながり、「アルコールを必要としない生き方」を身につけることが重要です。

家族や周囲の方へ

依存症は、本人を苦しめるだけでなく、周囲の人々を巻き込むことがあります。特に一番身近である家族への影響は大きく、慢性的なストレス状態におかれることもあります。
家族だけの相談もできます。まずはご相談ください。

※このページは、大阪府こころの健康総合センター作成のリーフレット「アルコールの問題で困っている人のために」を参考に作成しています。